小児アトピー

 

 

アトピーは大人になれば治る?

アトピー性皮膚炎は、かつて子供の病気と言われていました。その頃のアトピーの原因というのはアレルギー【免疫反応】でした。ですが、今では大人のアトピー性皮膚炎が増えております。発育途中の赤ちゃんが発症したアトピーと、発育が完了している成人のアトピーは原因が違うのです。赤ちゃんのアトピーは消化器系(内蔵)の未熟、未発達に起因します。消化器系が食べ物を分解しきれずに、そのまま腸で吸収しようとしてしまいます。その際、免疫系が働きアレルギーとして、湿疹など、アトピーの症状が現れるのです。これが原因のすべてであれば、成長とともに内蔵機能が発達することでアトピーは治ります。しかし、現代のアトピーは、そうシンプルな問題では無くなっているのです。

 

お母さんの役割

当院に来院されている患者さまのほとんどが、子供の頃からアトピーに悩まされている人、もしくは、子供の頃にアトピーは治ったが大人になり再発した方です。現代では、単純に内蔵が未発達だからアトピーになる。アトピーは子供の病気という考え方では対応できません。アレルギー反応以外の原因を想定して、改善していかなければならないのです。

そして、その事を踏まえてから、赤ちゃんのアトピーに向かい合わなければ、現代のアトピーは解決しません。

 

アトピーの原因はお腹の中から

 

赤ちゃんがアトピー体質になってしまう最初の原因は、お母さまのお腹の中にいる10ヶ月から始まります。赤ちゃんは母体のお腹の中で、細胞分裂をして、立派な赤ちゃんへと成長していきます。その時に、子宮内の環境の影響をうけるのです。もし子宮内の環境が悪いならば、臓器の機能が低下して、身体に弱い部分が作られてしまいます。

私たちが整体治療の臨床経験からみた赤ちゃんのアトピー性皮膚炎の原因として、多く見られるものは、身体の中の歪みです。心臓、肝臓、腎臓、胸郭の歪み、骨盤隔膜の硬さからアトピーが引き起こされていることが、多いのです。

アトピーの赤ちゃんの肋骨や横隔膜を触診してみると、動きが悪くなっているケースが良く見受けられます。これが肝臓や腎臓の問題で、横隔膜の動きを制限し、この状態が長く続くことで、胸郭(肋骨)がねじれ、呼吸や心臓への負担がかかってしまいます。脇や肩甲骨、腕にアトピー性皮膚炎が出るのはこのパターンです。

 

アトピーと代謝と排泄

健康というと、みなさん食事に気を遣います。自分に対しても、子供に対しても気を遣われます。それは正しいことです。添加物、着色料、油、塩分、糖分など、口に入るものは常に注意を払うことはいいことです。ですが、赤ちゃんの口から入れる食事と同じくらい、いやそれ以上に正常に排泄できているかの方が重要であると私たちは考えております。

赤ちゃんは、消化器官が未発達です。ですのでお腹がゆるくなることは珍しくありません。ですが、消化しきれなかったものが腸内で滞ってしまうと、大きな問題になります。また、血中の代謝物も尿として排泄されないといけません。良いものを食べる、悪いものを食べない。これも大切です。ですが、アトピーの場合、排泄をしっかり見てあげることが重要になります。なぜならば、アトピー性皮膚炎は、皮膚の排出障害でもあるからです。おしっこやうんちのように、皮膚もさまざまなものを排出します。皮膚は排出器官でもあるのです。

 

ステロイドとアトピー

ステロイドはアトピーの症状を緩和する薬として知られています。ステロイドを使用することでアトピーは一時的に落ち着きます。ですが、塗り続けているうちに、ステロイドも効かなくなってしまう子もいます。また、ステロイドは治療薬ではなく、抑制薬なので、ステロイドを塗り続けているアトピーが治ったというのは、赤ちゃんの内蔵機能の発達によって治ったケースがほとんどです。ですので、ステロイドを塗り続けてもアトピーが治らない子は、身体の機能が低下し、自然に解決できない問題があると考えていいでしょう。

赤ちゃんや子供は、実はとても優れています。本能的に自分の身体に今、必要なものが何か知っているのです。一定期間偏った食事をしても、トータル的に合わせようとします。ですので、重要なのは、代謝と排泄の二つになるのです。

 

ストレスは伝わる。

赤ちゃんは、お母さまやお父さまのことをよく見ています。お二人の不安やいらいらの感情も敏感に感じ取るのです。アトピーで肌をかきむしる我が子を見ると不安になるのも分かります。ですが、そうした心配、不安、イライラ、お互いに責任を探して口論になるといった様子を感じた赤ちゃんは、今いる場所は安全でないと感じてしまいます。アトピーは感情的な反応でも悪化します。子供が安心して成長するためには、家の空間は、

安心できる場所であることが、何よりも大切なのです。

赤ちゃんのアトピーを長引かせないで、子供のうちに治すためには、安心できる環境を整えること。そして、排出機能をしっかり改善することが必要になります。

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